賃貸 中央区のこんな場合
どうすることもできない怒りという、強い感情を投影させる鏡の役割を果たし、相手に自分自身の感情を理解してもらう。
例のMの相手を思い出してみよう。
相手の感情ではなく、言葉だけを映す鏡の役割ならば、「まともに対応してくれなかったじゃないか!」と言われれば、「私の対応が悪かったというのですね」となり、「予算委員会にまわしてくれ、とあれほど頼んだはずだ」と言われれば、「予算委員会が希望でしたね」と答えてしまう。
これでは言葉のゲームであって、相手の身になって考えてなどいない。
こんな会話を繰り返していると相手はイライラし、さらに態度を硬化させるかもしれない。
しかし、相手の感情を投影して受け答えすれば、話をきちんと聞いてもらえるという安心感から、相手の答えも自然と変化する。
「私の対応に怒っているのですね」(怒りという感情を映す)。
「予算委員会に所属できないことに憤っているのですね」(憤るという感情を映す)。
経験不足でうまく会話を進めることができない場合には、まず手始めに、「そういうことでご立腹なのですね」とか「気分を害されている…」「ご不満…なのですね」というふうに決まり文句で対応してみる。
この言い回しをしっかり頭の中に入れておけば、どうすれば相手の感情を投影させることができるかが、おのずと明らかになる。
怒りの感情を映し出してやれば、相手も歩み寄ってくるはずだ。
「怒るのも当然でしょう〜」などと話しかけてきたら、さらに安心させ、もう少し感情を表現しても受け入れますよと伝えることだ。
相手が怒りを隠そうとしたり、こちらの対応にピンとこないようなら、その場は、「ちゃんと聞こえていますよ。
おっしゃっていることはよくわかります」とだけ伝えておく。
予算委員会がご希望でしたか。
なるほど、私にもあなたが怒っている理由がわかりましたよ。
あなたと同じように見てとれば、私だって怒るでしょうね。
あなたと同じ目にあったら、私だって喜べないでしょうね。
次は、そもそも相手の身に起こったことも受け入れて、その感情を確認する。
ただし、同意する必要はない。
たとえ相手の感情が手にとるようにわかってもそんなことはめったにありえないが「あなたの気持ちはよくわかる」と言ったり「ごめんなさい」と口走ってはいけない。
謝るのは、こちらが相手を傷つけた場合に限る。
相手の感情を確認するためには、その身に降りかかった現実は知っているし、動揺するのも無理はないとわかっていると伝えるだけで充分だ。
何の説明もなく、設備委員会に配属されたなんてひどい話ですね。
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